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九州一旅・最終日
 

 
 
 
 
 
 
16:49 新幹線のぞみ号 (博多発東京行き)


出発早々、小倉辺りで意識なく始まった睡眠で岡山までの1時間強を浪費した。

まずは、今日の分を記す。

今日も何とか早目に起きれた。

この数日間、会社に行く時よりも早く起きているから大したものだ。

睡眠時間も殆ど変わらないのに。

ホテルの朝食サービスで、オーブンでパンを真っ黒に焦がしてしまったのも気にせず、

ゆっくりと食事し、少しゆっくり目に支度をしてホテルをチェックアウトした。

今日は目的地はあまり決まってない。

大宰府(天満宮)に行く予定もあったが、修学旅行で行ったのもあり、足の痛みと相談し、

素直に止めておくことにしたからだ。

まずは、昨日と同じ中州川端地区に行き、昨晩は閉まっていたキャナルシティや川端地区の

商店をのぞいた。お土産の物色と、だるまというラーメンが目的のひとつだ。

横浜で言うラーメン博物館と同様の場所があるのだが、運営会社も同じっぽかった。

横浜と出店店舗が被ったりしていたからだ。

その中でも、だるまは地元博多のラーメン屋でさほど遠くない場所に店があるにも関わらず、

30人以上の最も長い列を作っていた。

「何でやねん!」と心の中でツッコミ入れるくらいで、昨日の今日でスッキリしたのもあり、

未練もなくさっさとこの地を後にした。

変更した目的のラーメン屋は、だるまと同様に人気ランキングの上位に名を連ねている

元祖ラーメン長浜屋である。

またアホみたいに数十分掛けて長浜まで歩いてしまった。

旅は歩きの速度で目から入る情報や刺激を楽しむのが一番だが、歩き方が悪いのか、

左膝関節が痛み出すという事態に、それどころではなく、後悔しつつも根性で向かった。

本当にどれほど歩いたら気が済むのだろうかこのお馬鹿さんは。。

目的のラーメン屋に着くと、20人弱の列が迎えてくれた。ここからさらに、移動するほどの

お馬鹿さんにはなれず、素直に列に加わるも、4,5分で着席することができた。早い!

お店のメニューは、ラーメンと替玉・替肉しかなく、客が着席するや否やのタイミングで、

まずはラーメンが出てくる。

そして、お腹が満たし切れない客(といっても殆どの人)が、麺を食べきるかきらないかの

タイミングで替玉を注文する。

この2つの呼び声が、10秒〜20秒の間に1回は必ず店内にこだまする。

これはなんとも合理的だ。これが脅威の回転スピードを実現するシステムかと納得する。

お客さんは若い世代や観光客は殆どいない様に思え、印象と違って地元の人によく愛されて

いると感じた。味も文句なく美味しく、昨日の2店よりも自分好みだった。

1つ残念な事といえば、おれの方に落ち度があり、調子に乗って自身何年ぶりかの替玉を

お願いしてしまい、麺を食べることで精一杯でスープを2,3割りしか飲めなかった。

ラーメンに満足した後、夜になるとできる屋台街がすぐ横にあり、昼は屋台もたたまれて、

人っ子一人いない殺風景な昼の風景だけを撮影して、地下鉄に乗る為、南下した。

下に地下鉄が走る通りに辿り着くと、目の前に石垣が広がっている事に気がついた。

よい時間つぶしが出来たと初代福岡藩主の黒田長政が築いた福岡城跡を観光した。

福岡という名前は黒田長政がこの地に赴任した時に、岡山県の福岡という祖先の地を偲び、

福崎という名前を福岡に変えてしまったらしい。

オイオイ、殿さんよぉ・・・


数年前に石原都知事がおれの母校を「首都大学東京」という意味不明な名前に改変した事を

思い出し、無駄に憤りを感じた。

当時、知事は大学改変に伴う名前を一般公募したが、決定の際は、それらを参考にしただけで、

結局は自分で付けたらしい。

オイオイ、知事さんよぉ・・・


さて、城跡を一週すると、足の疲労もピークに達していた為、路線バスで天神まで移動した。

天神で適当なお土産屋さんがないと悟り、少しして地下鉄で博多駅まで舞い戻った。

地下街で、ネットで知った博多通りもんと、黒霧島と千年の眠りというの二本の焼酎を

お土産に購入して満足した。疲れていたのか、珍しくほとんど悩まずに即決ベースだった。

16時台に出発した新幹線に乗っているが、東京の家に到着する頃は23時である。

新幹線に乗ると距離を実感できる。博多は身近な様で遠い。

しかし、食文化も十分に融合されており、天神には、各地方の物産店までも軒を連ねていた。

十分に洗練された都会であり、良いの風貌をした若い男女も良く見かけた。もう東京だ。

いや、博多の方々に失礼なので、東京は博多と変わらないという表現にしておこう。

こういう地域格差のなくなりが、逆に、貧困格差をより一層進行させるのだろう。

三日目の日記に書いたが、鹿児島の将来がより一層、気になってくる。
 

 
さぁ、この旅を振り返ってみよう。 

たかが5日間程度であるがバックパッカーとなって、旅に出たのは本当に良かったと思う。

人との出会いなどは殆どなかったが、中途半端な部分も残しつつも自分分析がより深められた。

くだらないが、一つ明確に言えることは、やはりおれはSだということ。

人に苛められるのは嫌なくせに、自分では自分をトコトン苛めるとことか。

足が本当に歩けなくなるまで歩かしてしまったし。

声がほしい。おれはSだ。

意味不明だね・・・

 
今も日記を書きながら、いつの間にか乗車率が100%をゆうに超えたこの新幹線内をふと見渡すと、

旅をしながら日記を綴る目的だった俺と同じようにノートパソコンを持ち歩いてるたくさんがいる。

随分と進化しているとはいえ、やはり携帯電話はパソコンの代わりにはなりきれないのだろうか。

まだ結論を出すには早いが、パソコンの進化がそれを許すことはないのかもしれない。

万が一、それが実現された時にユーザ側にいるのはどう感じるのだろうかと少し寂しくなる。

ただ、そんなことを心配しても仕方がない。

自分の為に新たな一本を踏み出さなければと、胸に誓った。
 
 
  
 
 
 焼酎・もつ鍋のヘタレ代 11,000円

 帰省交通費込みの勉強代 105,500円

 おれのあるべき姿の発見 priceless

  
 
 
 
  

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