9/5 11:30 レンタカーCUBE

ダイビング中止の失意の中での二度寝を済ませた男どもはレンタカーを借りた。
沖縄の海の中で海人になれないなら、沖縄の島の中で島人になればよい。
まずは、強風で折れた枝に埋もれた道路を第一牧志公設市場へと向かった。
商店街の入り方がわからず迷った末に入ったその市場は閑散としていた。
1Fのお店は大半が閉まっていた。市場の外のお店は殆どが閉まっていたほどだった。

2Fの食堂街で悩んだ挙句、沖縄コース料理が1000円という「きらく」という食堂を選んだ。
次々と運ばれてくる沖縄料理のボリュームと美味しさに舌鼓を打つ事ができた。
最後に来た別注文で頼んだ伊勢海老の刺身が来た頃には満足を通り過ぎている頃。
1Fで様々な海鮮類を見学した後、お土産をそれぞれ購入し、満足の足で市場を去った。

特に理由はない。車はとりあえず北を向かった。那覇は南部だから北に行こうと。
嘉手納の辺りか、観覧車のあるアメリカンビレッジに目を引かれて立ち寄った。
そこのすぐ近くには待望の海があった。強風の為、誰もいないビーチが迎えてくれた。
意味もわからず喜んで駆け寄る男たちは、大きなボリュームで流れてくる放送に驚く。
「「強風の為、立ち入り禁止。今すぐ立ち去れ。」」

確かにビーチを守る防波堤の外では、明からに高すぎる大波が暴れていた。
後から知ったことだが、台風はこの時にちょうどこの付近に直撃していたらしい。

意味もわからず落ち込んだ男達は、北を諦め、南を目指すことにした。
本島の最南部には、ひめゆりの塔や平和記念公園という観光名所が揃っている。
レンタカーを6時に返却予定としている為にそちらを攻めるのが都合よかった。
ものの見事になぎ倒されているサトウキビ畑を見ながら海岸沿いの田舎道を走った。
もうこの辺になると車も走っていない。これに疑問を抱くべきだったのかもしれない。

何も危惧せずに到着したその各名所は全て閉園していた。遠巻きに記念撮影を終える。
しかし、逆境に強い輩の火がつく。一組いた外人のグループに驚かれるはしゃぎっぷり。
疲れて満足した帰路の途中にレンタカーを返却し、ホテルに戻ってひと息つく。
夜は強風ですぐに傘をやられて、雨に打たれながら近くの焼肉屋で泡盛を楽しむ。



 
9/6 7:00 ホテルの食堂

早々にダイビングの中止を知らされた。
台風が通過したことによるダイビング敢行を期待していたがムダに終わった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索