estimation "評価"
2004年3月3日 スポーツオリンピック予選第二戦!なんとか勝った!!
圧勝と言われていたけど俺にはそうは見えなかった
前半なんかは逆の結果でもありえたのかもしれない
相手の早いプレスに焦ってるのがヒシヒシと伝わってきた
完全に引いてくると思いきや前線から勢いつけてチェックにくる
あんなのされると誰でも浮き足立ってしまうのは仕方がない
審判はちょっとの接触プレーですぐに試合を止めてしまい
あれでは流れにノリたくてもノリきれない展開になってしまう
しかし、前や中盤が空回る中で後ろの3人が落ち着いてて良かった
今回は彼らが最もオフェンスに貢献していたという感じだろうか
冷静に戦況を見つめ平山にターゲットを絞っていたのが正解だ
今のチームでは平山を上手く使ってナンボだと思う
平山には活躍してもらうのではなく、使われもらって勝つべきだ
そう、それが今の彼にとっては一番の仕事なのに。。。
誰もが思っているだろうけど世間は重圧を掛けすぎている。。。
なんてかわいそうな18才の少年なんだろう。。。
ドリブルやスピードがあるわけでもない
オーウェンやルーニーやサビオラではない
シュート力やボディバランス、パワーがあるわけでもない
ブラジルやポルトガルの二人のロナウドでもはない
上記の5人の選手は17,18才での重い重圧に耐え抜くことのできる
ごく限られた能力の持ち主のFWなのだ
平山は恵まれた身長と冷静な判断そして強運を持っただけの18才だ
そんな彼にそんな重圧を与えてどうする?初戦の非難は何だ?
特殊能力の彼らと同じか?マスコミの力は全世界共通だぞ?
例えドコの国だろうが彼自身に入ってくる情報量は同じだぞ?
これから恵まれた経験を与えて大事に育てて行こうじゃないか
俺はこの第二戦の前半で退いた彼に対する世間の評価が怖かった
サッカー中継で気に入った事はないあの局の放送だから特に。。
あの【日テレの実況者】は、
自分の言葉がどれ程の影響力があるのかわかっているのだろうか?
あの献身かつ貪欲な平山を褒めずに、
"得点が、得点がなかった、、、"とばかり悔やむ
流れを変えるため緩急を操る松井に、
"松井は持ちすぎ、持ちすぎ、あ、ダメだ!"とか言う、、、
「まだツータッチめじゃ、ボケっ!
第一に自分の主観を言ってどうすんねん!まずは実況せぇ!」
「お前は解説者か!?サッカーのプロか??
隣に金払ってまで、松木さんに座ってもらってるやんけ!」
実況を聞いていて苛立って仕方がなかった。
こんなの聞いて、世間が間違った評価を下さないか心配だった
しかし、そんな心配をよそに、
翌日のスポーツ新聞やニュースでは正しい評価が下っていた
"平山の頭から2点!"等の言葉が踊っている
やっぱニュース書く人はプロやったな
俺みたいなザコが心配するまでもなかったな(^^;
正しい評価をありがとうございました
そして、2点も入れた後の鈴木の笑顔は凄く印象的だった
あのくしゃくしゃの笑顔がものすごくオトコマエに見えた
ちょっと余談
実はこの試合において勝利以上に俺が喜んだことがあった
それは、前田遼一の出場だ
アルゼンチンで開催されたこの世代のワールドユースでは、
俺の目には日本選手の中で一番輝いて見えていた
そう、得点を上げた山瀬や森崎よりもずっとまぶしい光だ
勝負をかける度胸とボールを受ける時のポジショニングの良さ
飛び出す時のスピードアップと足首の柔らかさに衝撃を受けた
同大会で大会史上最多の11ゴールで地元優勝に導き、
得点王とMVPの2冠にも輝いたあのサビオラよりも、
騒ぐに値するニュースだと俺は思った程である
明らかに今後の日本の武器になり注目されると確信したのだが、
層の厚いジュビロにいる彼は着実に経験を積むことができなかった
試合に出るようになりコンスタントに得点も上げ始めたのは、
高原がドイツへ移籍し、ゴンが故障で不在になってからだろうか
山瀬や石川や森崎兄弟に比べると明らかに出遅れていた
そんな中で、久々に桧舞台に登場である!
いやがおうにも、期待は高まってしまのだが、
膠着したゲームの流れで守備的に動いた彼に本来の姿はなかった
攻撃時ではターゲットは少なく、ミスキックが目立ってしまった
山本監督、
サブで仕方がないですが、辛抱してもう少し彼を使ってみて下さい
お願いします
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