desperation "死に物狂い "
2003年6月24日昼飯に今まで一番嬉しかった事は何かという話になった。
同期の奴には回答はなかったが、俺には明確にあった。それは大学受験の合格発表の時であった。レタックスで自宅にて合格を知ったのだが、近所にも響き渡る声で叫び喜んだ事を覚えている。
奈良の中高一貫の学校に入学したため、受験という危機感が高3まで持てなかった。つまり、中1から高2までの5年間の間、勉強というものを全くしなかった。高3になって、ようやく周りとの学力の違いや自分の憧れにあせりを感じて勉強を始める。一切の勉強を拒否してきた人間にしてはよくやったものだと思う。土日や夏休み、冬休みは朝から晩まではもちろんの事、平日も10時まで予備校の自習室に篭っていた。
その結果、第一志望の学校に入学できるまでの学力に持っていく事が出来た。しかし、確実な判定ではなかった。更に、第一関門であるセンター試験では思ったより出来が良くなかった。そんな中で勝ち取った勝利は格別なものだった。それまでの人生で、あれほど興奮した時などない。家を飛び出し、お世話になった塾や同じ学校の友達たちに大急ぎで会いに行った程である。
あれから5年強の月日に、匹敵するほどの快感がないわけではない。
それは、フットサルである。大学の同じ学科の友達とチームを編成し、大会や練習試合に挑戦するようになった。常に、大喜びをしているわけではない。シュチュエーションがある。それは、負けている時、同点での試合終了間際に点を入れた時である。つまり、どうしても点を入れたい時である。
これらを分析した結果は簡単である。
望んだ事に"死に物狂い"で努力し、
それが自分の力で実現出来た時に、
何物にも変え難い快感を得られる。
"死に物狂い"という所が重要な気がする。
何か少しわかった様な気がしたランチタイムだった。
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